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国際コミュニティ学科8期授業で声明(しょうみょう)体験!!

 11月15日(火)第6回目の授業は、『仏教伝来とその音楽』というテーマで、江戸川区にあるお寺『密蔵院』(真言宗豊山派)ご住職の名取芳彦さんを講師に迎えて行いました。

 

 「仏教に携わる者がニコニコと楽しそうに暮らしていれば、仏教に関心が持たれるだろうと考え、私もそのように生きています。」と言われました。私たちは、2時間あまりのお話しと声明(しょうみょう※)の間中、終始ニコニコされておられるご住職と過ごし、とても楽しい癒された時間を過ごしました。

(※)【声明】(しょうみょう)とは、仏をたたえるために、
       お経や梵語(サンスクリット語)に一定の音符
       をつけて唱えること。
     
 声明は、讃美歌やグレゴリオ聖歌などと通じるものがあり、見えないもの(死者、仏など)への伝えたい思いに節をつけたもので、日本音楽のルーツにもなっているとのことです。
 
  
 ご出演の皆さま(左から):
 ・鹿骨  蜜蔵院住職   名取芳彦さん
 ・北小岩 宝林寺住職   猪狩正貴さん
 ・新堀  勝曼寺副住職  田口良運さん
 ・鹿骨  蜜蔵院副住職  名取清仁さん 
 
 曲目:
 ・九條錫杖 
 ・世界平和万民豊
 ・追弔和讃 
 ・善哉善哉 大菩薩 ほか

  

 密蔵院ご住職の名取芳彦さんと副住職でご子息でもある名取清仁さんがお二人で、“弘法大師第三番御詠歌”を詠われました。

 歌詞は、“あじのこが あじのふるさと
       たちいでて また たちかえる
       あじのふるさと”

 内容は、“私達は、花の種のように
       この世に生まれて、
       花を咲かせ、そして枯れて、
       元の場所(=宇宙)
       に戻るのですよ”   

という意味だそうです。詠われる前にこの内容の詳しい説明があり、しみじみとしたメロデイに乗って、お話の1つ1つが心に響きました。涙ぐむ学生もいました。

   

 現代の若者も気軽に声明に触れられるよう、ご住職さん達は新小岩のライブハウスで月一回の『声明ライブ』を9年間も続けていらっしゃるそうです。

 詳しくは密蔵院さんのホームページ( http://www.mitsuzoin.com/event_shomyo.html )をご覧ください。

2011/11/25