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葛西の四季折々(190)「ネムノキ」

 6月下旬の葛西臨海公園の草花を中心にまとめました。葛西臨海公園には街中にある園芸品種でない種が多くあります。ですから今回は聞いたこともない草花もあるかと思いますので、時には葛西臨海公園を散策して楽しんでください。
写真をクリックすると拡大されます。



●葛西臨海公園にはあちらこちらにネムノキが植えられています。駅前の大通りから西側の駐車場を見下ろすところに大きなネムノキがあります。少し上から見れるので、写真が撮りやすいです。



●同じネムノキの一部をアップで撮ったものです。上の写真とはまた違った趣があるかと思います。



●西葛西のマンションの庭に咲いていたノウゼンカツラです。ノウゼンカツラはこのように垂れ下がって咲く方がノウゼンカツラらしく感じます。



●葛西臨海公園の駅前や水族園の海側、鳥類園にインドハマユウが咲いています。インド原産のハマユウで、ハマユウと同じヒガンバナ科の花ですが、花の姿はハマユウと違いユリのようです。



●葛西臨海公園以外でもネジバナはよく見ますが、葛西臨海公園ではこの時期には草刈がされていない場所には大体あります。ネジバナはラン科の花で一番身近なランです。



●葛西臨海公園の西側の水路に群生しているウチワゼニグサです。。ウコギ科チドメグサ属ですので、葉はチドメグサを大きくした感じです。北米原産の帰化植物で、茎が匍匐して節から発根するので、すごい勢いで繁殖します。繁殖を止めるのに苦労しそうです。



●同じく葛西臨海公園の西側の水路にミゾカクシが群生しており、花も咲いていました。
ミゾカクシの名前の由来は溝の近くに生え、溝を隠すように繁茂することによるそうです。



●葛西臨海公園の西側にある芦ケ池にスカシタゴボウが咲いていました。スカシタゴボウはアブラナ科で、水田や道端の湿地に生える2年草で、葛西地区では珍しいです。



●葛西臨海公園・鳥類園のウォッチングセンターの海側の草原にハナハマセンブリが咲いていました。花の直径が8ミリ程度と小さいので、ここにあることを知っていないと見落としてしまいます。
 

2017/06/30