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葛西の四季折々(170)「8月下旬の葛西臨海公園」

 8月28日の日曜日に久しぶりに葛西臨海公園に行ってきました。夏の代表的な花であるハマボウやタカサゴユリはほぼ咲き終わっていました。それでもゆっくりと散策するといろいろな花や木の実が目につきました。
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●鳥類園にはクズが繁茂しており、覆われた樹木は枯れてしまうほどです。定期的にクズ刈りをして鳥類園を整備していますが、繁殖力が強くてなかなか追いつきません。そのクズの花が見頃です。よく見るときれいな花で、秋の七草になっているのも納得です。



●鳥類園の磯の小道の石垣の上にあるサネカズラが咲き始めています。今年の7月に石垣の上を剪定して整備したので、サネカズラの花が咲かないのではと心配しましたが、ちゃんと咲いていましたので、安心しました。



●日本庭園の裏に一本の大きなシマサルスベリがあります。白い花ですが、園芸種ではないので、ボリューム感がなくあまり目立ちません。ここを通る人もこれがシマサルスベリだと気付く人はほとんどいないかと思います。



●鳥類園のウォッチングセンター近くにも普通のサルスベリがあり、濃いピンクの花が満開でした。暑い夏を謳歌しているように咲いていました。



●同じくウォッチングセンター近くにコブシの木があり、赤く色づいた実を沢山付けていました。今年は特に多いと感じました。コブシの実は写真のように手を握った拳のような形をしているので、コブシと呼ばれるようになったと言われています。



●臨海橋の脇にナツメの木があり、実がたわわに生っていました。実は小さいので、干して食べるには無理があるようです。



●クリスタルビューの前の広場にはキバナコスモスが植えられており、ほぼ満開に近かったです。バックには観覧車もあり、いかにも葛西臨海公園の姿です。



●木に絡みついた蔓性のヘクソカズラの花が咲いていました。名前がヘクソカズラと不名誉な名前ですが、花は独特な形をしており、可愛らしいです。



●このワルナスビも外来種で繁殖力が強いのとトゲが痛いので、嫌われものです。しかし花は茄子に似た可愛らしい花です。

2016/09/02