今年の染井吉野は例年より早く咲き、4月になるともう散り始めました。そして里桜が咲き始めました。里桜も多くの品種があり、少しづつ咲く時期もずれています。今回は葛西地区の里桜を中心にまとめてみました。
●葛西臨海公園の駐車場の周りに里桜が植えられています。これはイチヨウ(一葉)です。雌しべが一つ葉化しますので一葉と呼ばれています。
●同じ駐車場にウコンもあります。花は薄い黄色で、桜の花の色としては大変珍しいかと思います。葛西地区の町中にもあり、清新町緑道のかもめ橋の脇に4本大きなウコンがあります。
●東葛西の雷公園にギョイコウ(御衣黄)があり有名です。4/8(月)の午後に見に行ってきました。花はまだ散り始めていませんでしたが、前日の強い風で花がかなり傷んでいたのは残念でした。
●里桜としては一番多く見られるカンザン(関山)です。カンザンはウコンより少し後に咲き始めます。
●カンザンのすぐ後にフゲンゾウ(普賢象)が咲き始めます。フゲンゾウは咲き始めは淡紅色で,満開になるとほぼ白色に変わります。2 つある雌しべは細長い葉っぱのように葉化します。葉化した雌しべが象の鼻に似ていることから普賢菩薩の象で普賢象と言われるそうです。
●新川の船堀街道から西よりにアマノガワ(天の川)が4本あります。樹形が写真のように横に広がらずに、縦にスラットと伸び、白い大きな花を付けます。写真は4/14に撮ったので少し終わりに近かったです。
●アマノガワの花をアップで撮ったものです。白く大きな花が集まって咲きますので、ボリューム感もあります。
●行船公園にカスミザクラ(霞桜)が咲いていることを教えられて4/6(土)に見てきました。これまで何度も行船公園に行きながらカスミザクラがあることを知りませんでした。木は大きく上に伸び、少し小さな花が疎らに咲いているので、気が付かなかったと思います。
●同じ行船公園に大きなオオヤマザクラ(大山桜)があり、4/6に咲き始めていました。まだ花付きが少なく、余所で見たオオヤマザクラは素晴らしかったので、この木も沢山の花を付けて、見応えのある木に育って欲しいと願っています。
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葛西の四季折々(86)「里桜」
2013/04/15