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葛西の四季折々(79)「赤い実」

 11月になると花が少なくなり、木の実が熟してきます。今回は赤い実を中心にまとめてみました。
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●鳥類園の磯の小道にサネカズラがあります。この時期になると実が赤く熟してきます。実が和菓子の鹿の子餅のような形をしており、花よりもこの実の方が人気があります。



●葛西臨海公園の観覧車の北西の道の植え込みにコトネアスターが沢山あり、赤いつぶらな実を付けています。コトネアスターはバラ科シャリントウ属です。最近ではコトネアスターはシャリントウ属の総称として使われているようです。ベニシタンもシャリントウ属です。



●鳥類園の側にある駐車場の近くにナナミノキがあります。モチノキ科の樹木で艶のある赤い実を付けています。本来は静岡県以西に分布する雌雄異株の常緑高木です。



●これも同じ駐車場の近くにあるシロダモの実です。このシロダモは花も現在咲かせており、花と実を同時に見ることができます。



●赤い実の代表的なピラカンサです。でもピラカンサはトキワサンザシ属の総称で、赤い実はトキワサンザシで、写真のようにオレンジ色のものはタチバナモドキと言うのだそうです。



●クリスマスシーズンになるとリース等の飾りに使われるチャイニーズホーリーです。写真は葉がヒイラギのようにとげとげしくないですが、新芽はヒイラギの葉にそっくりでした。クリスマスホーリー(セイヨウヒイラギ)は実が写真のように葉の上に付かずに、葉の下の枝に付きます。西葛西駅から清新町に向かう清砂大橋通りの交差点近くの植え込みにあります。



●鳥類園の浜辺側にイソギクが満開でした。イソギクは千葉県の犬吠埼から静岡県の御前崎までと伊豆諸島の海岸に生える多年草です。



●この時期の花として目立つのは黄色い花のツワブキです。葛西臨海公園のあちらこちらで多く咲いています。また清新町緑道でもよく見かけます。



●西葛西の民家の玄関口に皇帝ダリアが咲いていました。背丈が3m~4mにもなります。ダリアと聞くと夏の花だと思いますが、この皇帝ダリアは11月~12月に咲きますので、大変目立ちます。
 
 

2012/12/04