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葛西の四季折々(74)「サルスベリなど」

 今年の夏は猛暑で連日30度を越える日が続いたので、葛西地区を散策するのをためらいがちになり、前回の掲載から一月半近く過ぎてしまいました。今回掲載の写真は8月中旬から9月20日頃のもので、旬を過ぎたものが多くなってしまいました。
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●東葛西の正円寺には大きなサルスベリの木があります。樹齢数百年といわれ、根本の幹を見るととてもサルスベリとは思われないほどです。鹿児島からとり寄せたと聞いていますので、南方系の原種に近いのではと思います。花は白に近く、遠目にはあまり目立ちません。写真はまだ咲き始めでしたので、花が分からないかと思います。



●同じ境内にボダイジュの木があり、実を付けていました。実は苞の真中から下に垂れ下がっていますので、見分けがつくと思います。この木はシナノキ科で、寺院によく植えられています。しかしインドのボダイジュはこの木とは違うクワ科の木で、区別するためにインドボダイシュと言います。



●葛西臨海公園の日本庭園の裏側に大きなシマサルスベリがあります。この木も南方系のサルスベリで花は白っぽく、房も小さいので遠目には花が咲いているのが目立ちません。



●西なぎさの橋を渡って西側の一角にイワダレソウがあります。8月下旬に咲いているか見に行った時もなかなか見つからず、もう無くなってしまったかと思いましたが、ようやく咲いているのを見つけました。以前に比べるとかなり減っているので、大変心配です。



●タカサゴユリも以前は鳥類園側にかなり咲いていましたが、今年はほとんど見ることができませんでした。ようやく駅前のバス停近くに咲いているのを見つけました。鳥類園側のタカサゴユリが無くなってしまった理由についてはよく分かりません。



●写真はタンキリマメの花です。鳥類園のウォッチングセンター近くで9月17日に撮りました。今年は暑さが続いたのでまだ咲いているのかと思いました。



●タンキリマメの花の横には、もう実が弾けたものもありました。このタンキリマメの実は真っ黒でつやつやしているので、リースの飾りにも使える貴重な材です。



●9月の20日を過ぎると暑さも少し和らぎはじめて、秋らしくなってきました。清新町の緑道の脇にアレチヌスビトハギが咲いていました。毎年よく咲いていた場所は今年はあまりよくなく、杏の里に入っていく左側のあまり目立たない場所に群生していました。



●9月17日の3時半頃に急ににわか雨が降り始めました。西の空は日差しが強いのに東の空が黒く、雨が降ってきましたので、この条件だともしや虹が掛かると思い外を見ると大きな虹が掛かっていました。急いでベランダから撮ったのがこの写真です。
 
 

2012/09/22