
●このツワブキの写真は11月初旬で、ホテルシーサイド江戸川の近くで撮ったものです。ツワブキは園内のあちらこちらでみることが出来るのと、花期が比較的長いので、長い期間にわたって楽しめます。南九州の鹿児島や熊本では、春にこの茎を蕗のように食するので、スーパーで販売しています。

●鳥類園の浜辺に咲いているイソギクで、この花も花期が長く12月末でも大丈夫です。千葉県の犬吠埼から静岡県の御前崎までの太平洋岸と伊豆諸島の海岸に生える多年草だそうです。

●イソギクの蜜を吸っているヒメアカタテハです。この時期は花が少ないので、真黄色のイソギクは目立ち、蝶や蜂などの昆虫が群がっていました。

●同じくイソギクの蜜を吸っているツマグロヒョウモンの雌です。この蝶は雄と雌では模様が全然違います。最初は上記のヒメアカタテハと思っていましたが、少し大きく模様も鮮やかだったので、家に帰ってから調べたらツマグロヒョウモンの雌でした。蝶の判別はまだ一目で出来ないので更なる勉強を必要としています。

●6月の40号でナナミノキの雌花、雄花を紹介しましたが、そのナナミノキの実がようやく赤く色づいてきました。赤い木の実はシロダモやピラカンサ、コトネアスター、クロガネモチなど多くありますが、このナナミノキの赤い実は艶がありよく目立ちます。

●鳥類園の中で竹林整備している竹林の脇にヒヨドリジョウゴの真赤な実がたわわに垂れ下がっていました。一見すると美味しそうですが、ソラニンという毒があるので食べてはいけないそうです。

●鳥類園の海側の道には普通の赤く色づくカラスウリがあります。しかし葛西臨海公園全体ではキカラスウリの方が多くあります。写真は鳥類園の北側の道に多数の実を付けている一つです。まだ完全には黄色くなっていませんが、もう少し経つと黄色くなると思います。