4月になると葛西地区では自生のキンラン、ギンラン、クゲヌマランが咲きます。これらのランは菌根と共生して、養分を得ています。ですからこれらのランを移植しようとしても、生育環境に同じ菌根がないと育ちませんので、絶対移植しようとしないでください。
- 西葛西のマテバシイの街路樹で、アベリアの植込みの中にキンランが咲いていました。昨年から同じ場所で咲いており、今年も無事に咲いてくれました。写真は植込みの中なので、小枝が邪魔しています。
- 西葛西の団地の敷地にクゲヌマランが60株程度あり、毎年同じ場所で咲きます。写真はそのクゲヌマランです。また臨海町の卸団地の敷地には500株以上のクゲヌマランがあります。
- 西葛西の花好きの方が手入れされている花壇に、白とブルーのタツナミソウが元気に咲いていました。丈が高く見応えのある花でした。
- 同じ敷地にホウチャクソウもあり、花付きもよく、沢山の花が咲いていました。
- 西葛西のマンションの敷地にヒメヒオウギが綺麗に咲いていました。このヒオウギは漢字で書くと檜扇で、葉の姿が檜扇を開いたように見えます。
- 葛西臨海公園・鳥類園の磯の小路に沢山のキバナオドリコソウ(ツルオドリコソウ)があります。黄色いオドリコソウの形をした花が沢山咲いていました。
- 西葛西のお宅の玄関に写真のような珍しい形のオダマキが咲いていました。
- 上のオダマキの隣には鮮やかなブルーのオダマキも咲いていました。
- 葛西臨海公園の一角にミヤコグサが群生しています。このエリアをボランテイアグループが下草刈りで刈り取られないよう保護していますので、黄色い花が元気よく咲き誇ってくれました。
- 葛西臨海公園の西側でヤセウツボが咲いていました。ヤセウツボはシロツメクサ、アカツメクサ等に寄生して、養分を貰って花を咲かせます。