★4月13日、20日の授業は、田辺邦子講師による「日本語を教えるということ」でした。
昨年1年次での3回授業に続き、今回は2回授業。2年間で全5回、このテーマで受講したことになります。
田辺先生は、タイ・チャルムクワンサトリースクール 外国語科の日本語専任講師です。4月末からは、中国の雲南師範大学に日本語専任講師として赴任するそうです。
☆1年次では、ボランティアで日本語を教えることについて、基本的なことを学びました。ボランティア日本語教室のタイプの類型、ボランティアが直面する問題点の事例、異文化をどうとらえるべきか、日本語はどんな言語か、音声学的にはどうか、などです。
2年次ではそれをさらに発展させ、ボランティアでも可能な実践的な授業形式や教室活動の演習をしました。
★13日の授業は、実践に裏打ちされた教え方のノウハウが詰まったもので、どのような手順を踏めば言葉の習得を早めることが可能かを具体的な方法で教えていただきました。
☆田辺先生の授業では毎回、先生が実際に授業で使っているゲームが紹介されます。1年次では、日本語の練習のための歌をいくつか教えていただきました。
例えば、物により数え方が異なることを歌った「いっぽん!」
長いもの、細いものは「1本(いっぽん)、2本(にほん)、3本(さんぼん)…」、コーヒーやお茶は「1杯(いっぱい)、2杯(にはい)、3杯(さんばい)…」
★20日の授業は、日本語ボランティアグループ「あいうえおの会」のメンバーの先導により、創作紙芝居を使った日本語の教え方を実演していただきました。
また、その紙芝居にでてきた日本語のカードを徐々に見えるようにして、誰が早く当てるかを競うゲームの実演もありました。
いずれも従来からの授業で、効果が確認されているものだそうです。
★ボランティアで日本語を教えている学科生が、今すぐにも活動に活かせるような、具体的で内容の濃い授業だったと思います。
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学生トピックス詳細
国際コミュニティ学科11期「日本語を教えるということ」
2016/05/16